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今日は、姉さん自らの運転で、<硫化染・反応染>のレポートに行ってきました。
朝早く浜松を出発した一行は渋滞で遅れた時間を取り戻す為、東名高速を西へ飛ばしていきました。
本日おじゃまする染工所は硫化染めと反応染を得意とする染工所です、いままで凧人ではあまり得意では無かった分野ですが此処2〜3年でこちらの染工場さんとお付き合いするようになってから非常に力の入っている分野です。
お昼には『ひつまぶし』を食べる予定なので興奮気味の私です!
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今回お邪魔した染工場は、ある都市の中心街を少しはずれた所にあります。
玄関を入ると今まで染めた見本の伴纏が棚に綺麗におかれています。
このところの反応染はよさこいソ−ランの長伴纏が多いです。色使いの派手さではなくデザインの斬新さで勝負しています。どれも2〜3色でも派手に映るのはデザインですね、此処のすばらしさの一つです。 |
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<見本伴纏>
最初に見本の伴纏をどうしても見てしまいます、上左から硫化藍紺(纏)纏いの柄です。
次は笑に゛で「じょう」この字が此処のすばらしさです。次も硫化(こんな色も出るんですね)衿柄です。
下に移って平井賢の浴衣、反応染め「楽人」ソ−ラン伴纏です。素晴らしいですね。
その横で生地を手馴れた手つきでつもってました。硫化の縞こちらもすごいいい出来でした。 |
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<糊置き>
まずあらかじめ印をつけた布を長板の上に綺麗に張ります、張った布に型紙を載せて糊置きしていきます。
此処で丁寧に糊置きをしないとうまく染まりません、腰柄などのずれもここで起こります。
綺麗に糊が置かれました、判りますか?姉さん邪魔しないでね。
糊が綺麗に置けたら他に移らないようにと糊が割れないようおがくずか砂をまきます。伸子を綺麗にかけて 手繰っていきます。この工程は藍染め・引染め・硫化染めすべておなじですが、糊の置き方に筒書きといって
型を使わないで下絵にそって手で糊を置く方法があります。 |
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<硫化染>
綺麗に手繰った布は伸子につるすと写真のようになります。これをいよいよ染めます。甕(カメ)(今回は硫化の藍紺)にゆっくり漬けていきます。布が吸い込まれるように甕に入っていくのが染料の管理が良い証拠です。
甕に入れたらストップウォッチで時間を計り一定の時間,甕に漬け込みます、色を一定にする為です。
時間がたったら甕から出し干します、干す時間も計ります、このとき布と布の隙間を開けて空気に触れさせ酸化させます。
この工程も藍染めと同じですが藍染めの場合はこれを何回も繰り返します。
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<水洗>
染めあがった布を専用の水洗機にかけます、糊と余分な染料を洗い流します、綺麗に染まっていますね。
普通は糊置きは糊置き・染は染・で行います、糊を置いた生地は右の写真のように吊るして置きます。 |
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<デザイン・型>
こちらの紺屋さんで一番私どもが信頼を寄せているのが染は勿論ですがデザインの素晴らしさです。
今回見せていただいた伴纏も何回か染め直すうちに少しずつ原型と変わってきますが、それをなるべく原型に 近く戻してくれます。
今回は波しぶきのはね方、力の入り具合、普通は気が付かない所までこだわります。
後は字のうまさですね、凧人のオリジナルの既製品もこちらで染めますが、すべてお任せです。 |
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<反応染め>
反応染料で引染めの様な風合いを出す事が出来ます、色々な中間色も出せます。こちらは10枚〜承っています。まず染台に布を固定し、その上に型紙をのせ染料を直接型の上からしごきます。型紙をはずすと、綺麗に染まっています。糊置きをしないので染まりがすごく綺麗!この後、乾燥させて蒸し固着させ水洗して出来上がりです。 |
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染めあがりを確認しています綺麗に染まってますね。染めた後は残った染料を片付けて型紙を洗います。 |