【第1回】注染・手拭い 【第2回】博多織 【第3回】染工房紺仁 【第5回】硫化・反応染 
【番外壱】天神屋台 【番外弐】ミニ山笠 【ミニレポ】木札・提灯 
【ミニレポ】森さん来浜
【第6回】京都編 【第7回】東京下町編 【第8回】とんぼ玉編
 【ミニレポ】大鹿村ふるさと歌舞伎交流会

今日は、はるばる飛行機で福岡市は博多、<博多織>のレポートにやってきました。
七百六十年の伝統を守り続ける福岡県の伝統的工芸品の博多織
繊細、華麗で独特の張りがあって締めやすい博多織。
締めた時にキュキュと絹独特の絹鳴りがします。この音は品質の良さをあらわすといわれ、締め心地は抜群です、今にも絹鳴りの音がキュキュと聞こえてきそうな博多織の世界へ
さあ、ご案内しましょう。
興奮気味の私です!

森博多織の工場は、福岡の中心街を少しはずれた所にあります。
玄関を入った処には織りあがった製品が出荷を待って処せましとおかれています。
絹の独特な光沢が目を楽しませ、手にとるとその張りが手に伝わります。
<糸繰り作業>
工場内は写真のように女性の方々が丁寧に仕事をしています。
タテ糸繰り作業は整経の前段階で染め糸を枠に巻き返す作業です。
ヨコ糸繰り作業は横合わせ、横巻きの前段階で染め糸を枠に巻き返す作業です。
<整経>
必要なたて糸を揃えます。帯一本で2000〜8000本の糸が使われます。
整経の最終段階で地糸を織(はた)くさと一緒に渦巻きのように巻いていきます。(木の皮の様な太い巻物)これは糸同士がくっつかないようにするためです。
巻き上がった絹糸は「きれいっ!」の一言。それだけで、置物にしたいくらいです。朱・金茶・紫・オレンジ・ブルー!!!
この細くて小さな糸巻きは、「ロケット」と言って、横にスライドして飛びます!
下の三枚の絵を見てください。(顔は90度に曲げてね。)ロケットは横にスライドしてたて糸に絡んでいきます。
凧人で扱っている柄発見!上のがらに見覚えのある方いらっしゃいますよね!確かにここで織ってますよ〜!
帯を織り上げていく工程は、<製織>といい、この織機を力織機といいます。
広い工場内に女性の方々で織り上げられた博多帯。
工場に入ったとたん何故か映画の一画面を見ているかの用なさっかくにおちいりました。
メ−カ−さんの丁寧な姿勢にも感動し、改めてこんなすばらしい博多の、正に博多帯を扱わせていただいているんだと責任を感じずにはいられませんでした。
最後に森博多帯の矢野さん堤常務・森さんご親切に有難うございました。

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